2月1日(水)に、5年生の音楽「日本の音楽に親しもう」の学習で、邦楽体験教室を行いました。南部町で活躍されておられる邦楽の先生方をお招きし、尺八と箏の演奏を聴いたり、実際に演奏体験をしたりしました。

まず初めに尺八の仕組みについて教えていただきました。

尺八は、竹でできていて数年使っているとどんどん色合いが変わってくるそうです。

また穴は前に4つ、後ろに1つ空いていて、主にレファソラドの音を使い、2オクターブ半まで音が出せるそうです。たった5つの穴でこれだけの音域が出せる楽器なのだと子どもたちも改めて知りました。

そして、実際に生の演奏を聴かせていただきました。

1曲目は、尺八本曲「鶴のすごもり」です。


2曲目は、箏と尺八の合奏「春の海」です。

生の演奏を目の当たりにすると、指の動きや息づかい、弦の音の響きや尺八の音色を肌で感じることができ、子どもたちも集中してよく聴いていました。とても素晴らしい演奏でした。

その後は、箏と尺八をそれぞれのグループに分かれて体験しました。

箏の体験グループは、「さくらさくら」を演奏しました。爪のつけかた、座り方、弦の弾き方などを教わり、実際に楽譜を見ながら音を出してみました。昨年も音楽の時間に箏で「さくらさくら」を弾いてみたことがありましたが、1年ぶりに箏に触れて子どもたちも「去年よりも上手にできて嬉しかった」と感想を述べていました。

尺八の体験グループは、初めて尺八を手にして、まずは音が鳴るかどうかを試してみました。
子どもたちも「リコーダーと違って、息を吹くだけでは簡単に音が出なかった」「思っていたよりも難しかった」と言っていました。それでも何人も音が出ており、指導してくださった方も「今までの中でも一番音がでている」と喜んで下さいました。


箏や尺八の演奏を目の前で聴いたり、実際に手にして演奏してみたりする機会はなかなかないので、子どもたちはとても貴重な体験ができたと思います。
演奏・指導をして下さった地域の方に感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。