会見地区を流れる小松谷川の川べりに桜並木があります。この桜は、太平洋戦争中に会見で訓練をしていた特攻隊の人たちから贈られたものです。戦時中、会見地域の人たちは、若い特攻隊の人たちに、お風呂やごはんなど、たくさんのおもてなしをしたそうです。幸いにも特攻隊として出発する日、長い間続いた戦争が終わりを告げ、若い命を失わずにすみました。
その後十数年たって、もと特攻隊の人たちは、お世話になった会見の人たちに恩返ししたいと考え、桜を送ってくださったそうです。そして、特攻隊の方々の思いや平和の大切さを伝えようと「手間の桜を守る会の」の皆さんがずっと桜の世話をしてこられました。

今年も2月16日(日)に「平和の桜」の管理作業が行われました。枝の剪定や肥料をまく作業です。休日でしたが、6年生児童4名が参加し、地域の皆さんと一緒に作業をしました。
6年生は1学期の平和学習の中で「平和の桜」について学んでいます。桜に込められた平和への願いを受け継ぎ伝えていくために、自分たちにできることを考え行動しているところがすばらしいと思いました。



桜の花が咲く頃、6年生は中学1年生です。春が待ち遠しいですね。